新選組と最強子供剣士
江戸って答えたら、どうやって来たとか、両親のこと聞かれるよねぇ。
「遠いとこ」
まぁこれでいいだろう。
土方さんの眉がピクッて動いた気がするけど、
子供だし許してくれるよな。
子供って立場をとことん利用する。
「お前の言う『遠いとこ』の名前は?」
‥‥‥しつけぇなおい!
こっちはいろいろ考えてんだよ!
「知らない」
「大阪とか江戸とか、わからないか」
ものすっごくしつこい。
こうなりゃ、とことんしらをきってやる。
「わかんない」
はぁ~と、ため息をつく土方さん。
何かむかつく。
わるかったな、知らなくて。
「何歳だ」
「8歳」
本当の年齢は16だが、今はたぶん8歳だ。
「親は」
8歳の時にはとっくに他界したな。
まぁなんにしろ、もう会えない人だし。
「いないよ」
僕はサラッと答えた。
そのことに驚いたのか、斎藤さんは目を大きく見開く。
土方さんは目を細めてじっと僕を見ている。
ふん、嘘は言ってないんだからな。
僕の両親はもうこの世にいない。
てか、いたとしてもこの時代にはいないし。
「いないのか?」
斎藤さんが、少しだけ遠慮して聞いてきた。
「遠いとこ」
まぁこれでいいだろう。
土方さんの眉がピクッて動いた気がするけど、
子供だし許してくれるよな。
子供って立場をとことん利用する。
「お前の言う『遠いとこ』の名前は?」
‥‥‥しつけぇなおい!
こっちはいろいろ考えてんだよ!
「知らない」
「大阪とか江戸とか、わからないか」
ものすっごくしつこい。
こうなりゃ、とことんしらをきってやる。
「わかんない」
はぁ~と、ため息をつく土方さん。
何かむかつく。
わるかったな、知らなくて。
「何歳だ」
「8歳」
本当の年齢は16だが、今はたぶん8歳だ。
「親は」
8歳の時にはとっくに他界したな。
まぁなんにしろ、もう会えない人だし。
「いないよ」
僕はサラッと答えた。
そのことに驚いたのか、斎藤さんは目を大きく見開く。
土方さんは目を細めてじっと僕を見ている。
ふん、嘘は言ってないんだからな。
僕の両親はもうこの世にいない。
てか、いたとしてもこの時代にはいないし。
「いないのか?」
斎藤さんが、少しだけ遠慮して聞いてきた。