新選組と最強子供剣士
土方さんがそう言うと、ずらずらと入ってくる男の人達。


全員イケメンだな~


江戸のジャニーズ。


お、これいいかも。


「ほら、飯だ」


斎藤さんが僕にご飯をくれた。


握り飯が三つになんと味噌汁とお茶。


おお!なんと贅沢なご飯!


クゥちゃんを隣に置く。


「にいちゃん、ありがとう!頂きます!」


斎藤さんにお礼を言う。


パチンと手を合わせて『頂きます』と元気に言うと、握り飯にありつく。


おお、絶妙な塩加減がきいていて美味しい~


「美味しい~」


「それはよかったよ」


答えたのは、優しい笑みを浮かべたおじさん。


黒色の髪を結い上げている。


細いたれ目で、とても優しそうなおじさん。


この中で一番年が上っぽいな。


顔に少しばかり刻まれた皺がある。


「それ、私が作ったんだよ。口にあってよかった」


「美味しい!ありがとう!」


よく噛んで握り飯を食べる。


いや~料理上手だな~


料亭作ったら繁盛しそうだ。


「土方さん、こいつ何」


指を指してきたのは、この中で一番年下っぽいお兄ちゃん。


サラサラの短めの茶色の髪をしている。


大きな茶色の目で、少し高めの声だ。
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