新選組と最強子供剣士
僕はさっそく横笛に口づける。


〔♪~♪♪~♪~♪~♪♪~♪〕


んー我ながら上出来だ。


実は、殺し屋の仕事をしながら趣味で笛をやってたりする僕。


というより、初めは仕込まれた芸の1つだったのだが、暇つぶしにしているとハマった。


演歌は好きじゃないけど、琴とか日本の楽器はものすごく好きなんだよね~


「上手いな」


「ありがとう」


「でも、何に役に立つんだ?」


立意外の人達が不思議そうにしている。


何に役に立つかって?


‥‥‥‥この馬鹿やろう!!


信頼できる仲間は今だに立だけ。


そして、この時代には当たり前だけど無線機も手軽に使える銃もない!!


どうやって離れてたら情報伝達するんだよ!!


伝達方法は手紙だけかよ!!


うん、信頼してない人に任せるの無理☆


もしかしたら、間違えて届くかもしれないし。


というわけで、意外と音の響く手軽な笛にしたわけだ。


まぁ笛も離れすぎたら意味ないし?
むしろ自分の場所がバレるだけですけど?


これなら法則さえわからなければ、僕と立しかわからない。


はぁ、無線機が恋しい‥‥‥


「I want transceiver.」


「‥‥‥隊長、無線機が欲しいんですか?」


「だって、あれあった方が便利じゃん。仕事のときの必需品だったじゃん!」


「剣壱、なんか熱いな」


「平にぃも熱くなってみる?」
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