新選組と最強子供剣士
尋問開始。


「あんた達さぁ、最近、芹沢さんの事だけじゃなくて僕のことも調べてたよな?」


「お、俺達は‥‥‥‥」


「下手な嘘つくとろくなことがないぞ?」


威圧的にそう言い、くぎをさす。


「わ、私達は、頼まれたの!」


そう答えたお母さん。


頼まれた、ね。


「誰に?」


「そ、それは‥‥‥‥」


「芹沢さんはあんた達が呉服屋の『花服』の夫婦と共同でやってたんだろ?なんで僕のことも調べはじめた?答えろ」


グッと言葉が詰まっている様子だ。


依頼した奴は、この人達にとってはだいぶ恐怖の対象のようだ。


「言ったら俺達、殺されちまう!」


「言わなくてもどうせここで死ぬよ?」


「‥‥‥‥」


口はわってくれないか‥‥‥‥


ここのお団子は好きだったし、あまり酷いことはしたくないんだけど。


「名は出さなくていい」


「っ!‥‥‥用心棒みたいな奴だ」


「特徴は?」


「目が他とは違う」


「!」


なんだと?


まさか、僕を調べていたのは‥‥‥‥


「水霧白凰。それがお前らの依頼人か?」


「!」「!」


2人の目に動きがあった。


まさか、まさかあいつが!?


だがどうして‥‥‥‥
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