新選組と最強子供剣士
ジッとしばらく睨み合いが続く。


先に沈黙を破ったのは、芹沢さんだった。


「小僧、少し話をしないか?」


芹沢さんの発言に、思わず目を見開く。


‥‥‥‥どうしようか?


でも、少し話したい気持ちはある。


「‥‥‥わかった」


「では、わしの部屋に行くぞ」










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芹沢さんについて行き、八木邸にやってきた。


ちょっと緊張しないこともない。


「ここがわしの部屋だ」


「し、失礼します」


芹沢さんの部屋に入り、向かい合って座る。


てか僕、何してんだろ。


やっぱり来ちゃ不味いんじゃ?


いや、でもやっぱり芹沢さんには興味がある。


いやいや、それでもやっぱりもうすぐ死ぬ人なのも事実。


というか、もう近藤さん達には裏切られてるんだよなぁ。


うーむ‥‥‥‥


「小僧」


「は、はい」


「わしは、間違っていたのだろうか?」


その言葉を聞いて、下げていた顔を上げた。


そして芹沢さんをジッと見つめる。


もしかして、バレてる?
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