新選組と最強子供剣士
だから、だからこそ。


剣壱は残酷なことを言うのだ。


「‥‥‥‥なら、次はあんたがやるんだ」


と。


甘ったれたことは許さない。


仲間を裏切るんだ。


甘えた行動はさせないし、言わせない。


「新選組の局長に、1番になるんだろ?」


「そうだ。私は、上に立つ」


「なら、甘えたことは言うな。切腹させるならまだいい。だが、抵抗するならば、あんたが斬るんだ」


「‥‥‥‥わかっている」


「部下にさせるな。あんたの覚悟を、僕に見せてみろ。もし、できないなら‥‥‥」


剣壱は近藤に背を向ける。


そこから振り返って、近藤に言った。





「この僕が新選組を潰してやる」





と。






























それから5日後、水戸派の有力隊士1人が何者かによって斬殺された。










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