新選組と最強子供剣士
そのまま2人で絡み合う。


主計は僕の隣に来て、なぜか僕の頭を撫でた。


「え、どうしたの?」


「何となく」


「えぇ~」


頭を撫でられるのは複雑な気持ちだ。


だって16だし‥‥‥‥


「にゃ~」


猫の鳴き声。


それを聞いた瞬間、僕は振り返る。


「あ、叶、お帰り」


そこには久々の登場の叶がいた。


叶の首には布が括ってあり、僕のそばに来るとすり寄ってくる。


「おお、猫助、なんか久しぶりだな!」


「七郎、猫助って‥‥‥‥」


叶も変なあだ名付けられたなぁ。


「でも、本当にそうだよな。前までよく屯所をウロウロしてたってのに」


十郎が少し首を傾げて言った。


ま、確かにあんまり見かけなかっただろう。


あっと‥‥‥この話は後だ。


「七郎、主計、十郎、僕、土方さんの部屋に行かないと行けないから」


「副長の部屋に?」


「うん。じゃあね!叶、行くよ」


「にゃ~」


七郎達に手を振り、僕は土方さんの部屋に向かった。










「なぁ、剣壱って、よく副長のところに行ってるよな」


「ああ、そうだな‥‥‥‥」


「それに‥‥‥結構、何も知らない」


「なにがだ?」


「剣壱のこと」


「そういやぁ、家とか、なんでここにいるかとか知らねえな」


「知ってることって言えば、すっげぇ強いってことくれえなような?」


「「「‥‥‥‥‥」」」









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