新選組と最強子供剣士
冷やさないと、傷口が開いた時面倒だ。


右肩は‥‥‥1番丁寧にされてるし大丈夫だろう。


後、そばに置いてあるのは刀と小太刀。


それと何故か木箱。


蓋を開けてみると、針と小刀が入れてあった。


昨日持っていった針数本と小刀が3本。


それを懐に入れ、立ち上がる。


少しクラクラとした。


「貧血ぎみってところかな


昨日は、少し血を流しちゃったし。


身体が痛むけど、支障はない。


けど、小太刀と刀はそれなりに重いし止めておこう。


「にゃ~」


「じゃあ叶、行ってきます」


「にゃ~ん」


叶の見送りで、僕は部屋を出て行った。








「剣壱君、持ってき‥‥‥!?」


昼ご飯を持って部屋に戻った島田。


だが、そこに剣壱の姿は既になかった。


「にゃ~ん」


「叶、君?剣壱君は‥‥‥?」


手拭いが無くなっているが、小太刀と刀は置いてある。


「まさか!?」


昼ご飯を置き、急いで木箱の中身を確認する。


中はもちろん空っぽだ。


「あの身体で、いったいどこに!?」


島田は剣壱の小太刀と刀、木箱を持ち、部屋を出る。


「副長!!」


そして、急いで土方の部屋に向かった。







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