新選組と最強子供剣士
「だよな。子供とは思えないくらいだ。指示とか的確だったし」


原田さん達が危なっかしいからです。


それと、子供なのは見た目だけです。


「うむ、久しぶりにまともな朝餉が食える」


あんたら今まで何食ってきたんだ。


斎藤さんよ、朝ご飯は大事なんだぞ。


隊士全員の食事を広間に運んで、次は調理道具の洗い物。


そしてそれも終わり、一段落した。


「朝ご飯完了。次は何すればいいの?」


「とりあえず、一緒に朝飯食えばいいだろ。その後は土方さんにでも聞けばいい」


「わかった~原田さん、ありがとう」


「そうと決まれば、さっさと広間に行こうぜ。
はぁ~腹減った」


そして、僕は藤堂さん達に着いていくように広間に向かった。


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広間には、すでに少しだけ隊士達がいた。


今日の献立は 白飯 味噌汁 漬け物 玉子焼 ほうれん草のお浸し です。


多いと思ったが、これらは殆ど賞味期限ギリギリになっていたであろう食材で作った。


漬け物は沢山あったから使っただけだし。


しばらくすると隊士達が集まってきた。


因みに僕は、藤堂さんの隣に座っている。


全員が揃うと近藤さんが声をあげた。


「皆の者、今日も一日しっかりと隊務に励むようにしてくれ。では、頂きます」


そして、それぞれのペースで食べる人達。


僕も料理を口に運ぶ。


‥‥‥‥うん、流石に不味くはなかった。


でも、当然初めて江戸時代の台所で料理した。
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