新選組と最強子供剣士
そして無邪気な笑顔で一言。
「僕の勝ちだね」
「そこまで!勝者 剣壱!」
大きく響く原田さんの声。
道場のほとんどの者はこちらを見ていた。
思ってたよりかは強かったかなぁ。
ま、僕に勝つのは最低でも8年は必要かな。
「七郎、大丈夫‥‥‥じゃないよね」
ポカンと僕を見つめる七郎は、何が起こったか理解していないようだった。
蹴りをいれられるとは思わなかったらしい。
予想できたとしても、七郎じゃあ僕の蹴りを止めることはできないだろうけど。
気絶しなかっただけ上出来だ。
顔を思いっきり蹴ったせいで、左頬が赤く膨れ上がっていた。
あちゃー、蹴るとこ間違えた‥‥‥‥
服の上からの方が良かったかな?
‥‥‥‥どっちにしろどこかは怪我するか。
「剣壱、お前何したんだ?」
「ん?剣を剣で防いで、七郎を蹴った」
「それ、誰に教わったんだ?」
最後の七郎の質問に僕は何も言わずに笑顔を返した。
『何も聞くな』そういう意味をこめて。
それを知ってか知らずか、七郎はそれ以上何も聞いてこなかった。
「江川、大丈夫か?悪化せぬよう、救護班に手当てしてもらえ」
まだ床に座っている七郎に、斎藤さんが手を出した。
七郎はそれに掴まって立ったが、吹っ飛んだ時にどこか打ったようでつらそうだ。
手加減した方がよかったな~
「剣壱」
「何?斎藤さん」
「次は俺と勝負だ」
「僕の勝ちだね」
「そこまで!勝者 剣壱!」
大きく響く原田さんの声。
道場のほとんどの者はこちらを見ていた。
思ってたよりかは強かったかなぁ。
ま、僕に勝つのは最低でも8年は必要かな。
「七郎、大丈夫‥‥‥じゃないよね」
ポカンと僕を見つめる七郎は、何が起こったか理解していないようだった。
蹴りをいれられるとは思わなかったらしい。
予想できたとしても、七郎じゃあ僕の蹴りを止めることはできないだろうけど。
気絶しなかっただけ上出来だ。
顔を思いっきり蹴ったせいで、左頬が赤く膨れ上がっていた。
あちゃー、蹴るとこ間違えた‥‥‥‥
服の上からの方が良かったかな?
‥‥‥‥どっちにしろどこかは怪我するか。
「剣壱、お前何したんだ?」
「ん?剣を剣で防いで、七郎を蹴った」
「それ、誰に教わったんだ?」
最後の七郎の質問に僕は何も言わずに笑顔を返した。
『何も聞くな』そういう意味をこめて。
それを知ってか知らずか、七郎はそれ以上何も聞いてこなかった。
「江川、大丈夫か?悪化せぬよう、救護班に手当てしてもらえ」
まだ床に座っている七郎に、斎藤さんが手を出した。
七郎はそれに掴まって立ったが、吹っ飛んだ時にどこか打ったようでつらそうだ。
手加減した方がよかったな~
「剣壱」
「何?斎藤さん」
「次は俺と勝負だ」