新選組と最強子供剣士
え、本当どうすればいい?
このおじさん殴っていいのか?
グラッ
「ッ‥‥‥」
殴られた場所が悪かったのか、視界が揺れる。
いっそ倒れてしまいたいが、その場に座りこむことで止まる。
「剣壱君!?」「剣壱!」
足音が聞こえる方を見ると、土方さんと井上さんが駆けつけてくれた。
井上さんが僕を抱えてくれて、土方さんは僕と男の間に立つ。
「芹沢さん!あんた何やってんだよ!?」
「土方、なぜ新選組に子供がいるのだ。すぐに追い出せ。新選組の威厳が減るではないか」
あの人、芹沢っていうのか。
「剣壱君、大丈夫かい?」
「なんとか‥‥‥」
流れる血を井上さんが手拭いで拭き取ってくれた。
「あんたにも新選組で子供を預かるって伝えたはずだろ!?」
「わしは賛成しとらんわ!」
声を荒げて言い合う芹沢さんと土方さん。
ん?芹沢ってどこかで聞いたような?
あ、ヤバ、意識が‥‥‥‥
「剣壱君!?」
「い、のう、さ、」
井上さんの声を最後に、僕は意識を失った。
*********************
源さんの焦った声につられて剣壱を見ると、剣壱は源さんの腕の中で眠っていた。
「源さん、とりあえず剣壱を医療班に見せてや
ってくれ」
「ああ」
源さんがいなくなると、俺はまた芹沢さんと向き直った。
このおじさん殴っていいのか?
グラッ
「ッ‥‥‥」
殴られた場所が悪かったのか、視界が揺れる。
いっそ倒れてしまいたいが、その場に座りこむことで止まる。
「剣壱君!?」「剣壱!」
足音が聞こえる方を見ると、土方さんと井上さんが駆けつけてくれた。
井上さんが僕を抱えてくれて、土方さんは僕と男の間に立つ。
「芹沢さん!あんた何やってんだよ!?」
「土方、なぜ新選組に子供がいるのだ。すぐに追い出せ。新選組の威厳が減るではないか」
あの人、芹沢っていうのか。
「剣壱君、大丈夫かい?」
「なんとか‥‥‥」
流れる血を井上さんが手拭いで拭き取ってくれた。
「あんたにも新選組で子供を預かるって伝えたはずだろ!?」
「わしは賛成しとらんわ!」
声を荒げて言い合う芹沢さんと土方さん。
ん?芹沢ってどこかで聞いたような?
あ、ヤバ、意識が‥‥‥‥
「剣壱君!?」
「い、のう、さ、」
井上さんの声を最後に、僕は意識を失った。
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源さんの焦った声につられて剣壱を見ると、剣壱は源さんの腕の中で眠っていた。
「源さん、とりあえず剣壱を医療班に見せてや
ってくれ」
「ああ」
源さんがいなくなると、俺はまた芹沢さんと向き直った。