よるにひとり
「え?あぁ、うん」
そう返事をすると
「俺はいないよっ」
と同僚が首をつっこんできた
「本当ですか〜」
後輩達は騒ぎながら同僚を囲む。
「若いなぁ」
そう言うと課長は恨めしそうにこっちを見た。
まわりがやっと静かになると
メールを見返してみる。
“いいの?”
やはりこれだけだ。
いったいなんのことだろう
打ち間違いだろうか
それともなにか大事なことを忘れているのだろうか
検討もつかない。