琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
ははーん、そういうことですか・・・。
虐められっ子だったのですね。つまり虐められている所を見られたくない、と。

・・・って、リューイ様が虐められっ子って!!
俺様王子が虐められっ子って・・・!!


「・・・・ぷっ・・!」

だめだ、笑いが我慢できない。
くっ・・・苦しい・・!!

「ふっ・・・ふっふっふふふふふふふ!!」



腹筋崩壊!
声を出して笑ってしまいました。
そんな私をサイラス様は目を丸くして見ています。

「・・・何がそんなに面白いのですか・・・?」

「ふはっ・・・!だって・・・!あんなにくっ・・・クールに決めてるのに、虐められっ子だって思うとっ・・・!!」

ひーーー!!
ダメだー、お腹痛いっ!!

「笑いすぎです、フィオナ様」

「ごめんなさいっ・・!止まらない!!」

どのくらい笑っていたのでしょうか?
サイラス様は茫然と私を見ていました。




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