琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「・・・オナ」
どうしてリューイ様なんだろう・・・。
顔はとてもカッコいいけれど、なんか違うっていうか・・・。
「フィオナ!!!」
気が付くと、目の前にはリューイ様の顔がありました。
やだ!ずっと考え込んでいて気付かなかった!!
「なんだ、ぼーっとして。見ていたか?私の稽古を」
「も、申し訳ありません!それなりに見ておりました(主にサイラス様ですが)」
「それなりって・・・。ちゃんと見ていろよ、私を」
「・・・はい、次回からは・・」
リューイ様は少し切なそうな表情を浮かべ、軽くため息をつきました。
少しでも自分を知って欲しいという想い。
それがひしひしと伝わってきて、その顔を見てちょっと申し訳ない気持ちになります。
私がサイラス様を吹っ切れて、リューイ様を好きになれば一番いいのかもしれない。
・・・そう思うのですが。
でも、私に王妃と言う肩書は重過ぎるんです。
何でもやって貰うだけの生活に、私が耐えられるわけがない。
「好き」「愛してる」だけでは上手くいかない事もあるのですよ・・・。
どうしてリューイ様なんだろう・・・。
顔はとてもカッコいいけれど、なんか違うっていうか・・・。
「フィオナ!!!」
気が付くと、目の前にはリューイ様の顔がありました。
やだ!ずっと考え込んでいて気付かなかった!!
「なんだ、ぼーっとして。見ていたか?私の稽古を」
「も、申し訳ありません!それなりに見ておりました(主にサイラス様ですが)」
「それなりって・・・。ちゃんと見ていろよ、私を」
「・・・はい、次回からは・・」
リューイ様は少し切なそうな表情を浮かべ、軽くため息をつきました。
少しでも自分を知って欲しいという想い。
それがひしひしと伝わってきて、その顔を見てちょっと申し訳ない気持ちになります。
私がサイラス様を吹っ切れて、リューイ様を好きになれば一番いいのかもしれない。
・・・そう思うのですが。
でも、私に王妃と言う肩書は重過ぎるんです。
何でもやって貰うだけの生活に、私が耐えられるわけがない。
「好き」「愛してる」だけでは上手くいかない事もあるのですよ・・・。