琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「まあ、いいか。次回は私をしっかり見ているようにな。・・・では、私は父の所へ行く。フィオナは部屋に戻ってくれ」
「はい・・・」
父って、国王様か。
そういえば、お城に来たというのに一回もお目にかかっていない。
・・・挨拶とかしなくていいのかしら・・・。
「あ、あの、リューイ様」
「なんだ?」
「私、このお城に来てから、国王様に挨拶のひとつもしていないのですが・・・。よろしいのですか?」
少し心配になり、恐る恐る聞いてみます。
挨拶に来ない事で国王様が怒って、牢屋にでも入れられたら・・・なんて考えただけでもぞっとする。
「大丈夫だ。しなくてもいい」
「・・・え?」
「今は会う必要はないし、挨拶もする必要もない。君が父に会う時は私の正式な婚約者になった時だ。今は私が勝手にフィオナをこの城に居させているだけの事。父には関係ない」
いやいやいや、関係ないって・・・。
だって国王様はクリネア様と結婚させたがっているんじゃないのですか?
そのライバル(になるつもりはないけれど)が、この城でお世話になっているのに挨拶も必要ないって、それはとんでもなく失礼なんじゃ・・・。
「はい・・・」
父って、国王様か。
そういえば、お城に来たというのに一回もお目にかかっていない。
・・・挨拶とかしなくていいのかしら・・・。
「あ、あの、リューイ様」
「なんだ?」
「私、このお城に来てから、国王様に挨拶のひとつもしていないのですが・・・。よろしいのですか?」
少し心配になり、恐る恐る聞いてみます。
挨拶に来ない事で国王様が怒って、牢屋にでも入れられたら・・・なんて考えただけでもぞっとする。
「大丈夫だ。しなくてもいい」
「・・・え?」
「今は会う必要はないし、挨拶もする必要もない。君が父に会う時は私の正式な婚約者になった時だ。今は私が勝手にフィオナをこの城に居させているだけの事。父には関係ない」
いやいやいや、関係ないって・・・。
だって国王様はクリネア様と結婚させたがっているんじゃないのですか?
そのライバル(になるつもりはないけれど)が、この城でお世話になっているのに挨拶も必要ないって、それはとんでもなく失礼なんじゃ・・・。