琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
この女は何を一体考えている?
嫌がらせしかしてこなかった女が、私に協力だと?
「何を企んでいる?」
「何をって・・・。私も貴方との結婚は避けたいですもの。本当は貴方が無様にフラれる様を見たいのですけど、そうも言っていられないでしょう?国王様とのお約束、聞きましたわ」
全く悪趣味な女だ。
昔から私の失敗や恥を面白がる女。
お陰でどれだけプライドが傷ついたと思っているんだ。
「ああ、そうだな。私もお前との結婚はごめんだ」
「ふふ、でしょうね。ですからここは私にお任せくださいません?今までの罪滅ぼしとして、フィオナ様との恋を叶えてみせますわ。貴方の事だから甘い言葉に少し強引な行動、そんな事ばかりしているのではありませんか?それではフィオナ様は落ちませんよ?」
ぐさりと何かが刺さる感じがした。
まさにその通りだ。
思い当たる節がありすぎて何も言えなくなる。
「貴方は女心というものが解っておりませんね。ですから、私がお手伝いいたしますわ。この話は決してお互いにとって悪いものではないと思うのだけど?」
「・・・そうだな。この話に裏がないのなら」
「契約成立、ですわね」
嫌がらせしかしてこなかった女が、私に協力だと?
「何を企んでいる?」
「何をって・・・。私も貴方との結婚は避けたいですもの。本当は貴方が無様にフラれる様を見たいのですけど、そうも言っていられないでしょう?国王様とのお約束、聞きましたわ」
全く悪趣味な女だ。
昔から私の失敗や恥を面白がる女。
お陰でどれだけプライドが傷ついたと思っているんだ。
「ああ、そうだな。私もお前との結婚はごめんだ」
「ふふ、でしょうね。ですからここは私にお任せくださいません?今までの罪滅ぼしとして、フィオナ様との恋を叶えてみせますわ。貴方の事だから甘い言葉に少し強引な行動、そんな事ばかりしているのではありませんか?それではフィオナ様は落ちませんよ?」
ぐさりと何かが刺さる感じがした。
まさにその通りだ。
思い当たる節がありすぎて何も言えなくなる。
「貴方は女心というものが解っておりませんね。ですから、私がお手伝いいたしますわ。この話は決してお互いにとって悪いものではないと思うのだけど?」
「・・・そうだな。この話に裏がないのなら」
「契約成立、ですわね」