琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「失礼します」
と扉が開き、侍女のリアがお茶とお菓子を持って部屋に入ってきました。
どうやらリューイ様が気を使ってくれたようです。
「今日は、カモミールのハーブティーね。私このお茶大好きなの」
入れたてのハーブティーは、香りも味もよく心が落ち着きます。
クッキーも甘さ控えめで、バターが効いていてハーブティーとよく合う。
本当に料理長のクレスさんは天才だと思います。
こんなに美味しいものを作る事が出来て、人の心を満たしてくれるのですから。
「それより、どうしたの?その目。赤いわよ?」
向かいに座る私の顔を見て、気付いてしまったみたいです。
・・・やっぱり聞かれると思いました。
そう直ぐには戻るものではないですよね。
「ちょっと、色々ありまして」
「・・・好きな人でも想って泣いた?」
「・・・・」
想って泣いた、と言うよりは叶うことがないと解って苦しくて泣いた、が正解です。
でも、好きな人を想う事は間違ってはいないから、何とも答える事が出来ず・・・。
と扉が開き、侍女のリアがお茶とお菓子を持って部屋に入ってきました。
どうやらリューイ様が気を使ってくれたようです。
「今日は、カモミールのハーブティーね。私このお茶大好きなの」
入れたてのハーブティーは、香りも味もよく心が落ち着きます。
クッキーも甘さ控えめで、バターが効いていてハーブティーとよく合う。
本当に料理長のクレスさんは天才だと思います。
こんなに美味しいものを作る事が出来て、人の心を満たしてくれるのですから。
「それより、どうしたの?その目。赤いわよ?」
向かいに座る私の顔を見て、気付いてしまったみたいです。
・・・やっぱり聞かれると思いました。
そう直ぐには戻るものではないですよね。
「ちょっと、色々ありまして」
「・・・好きな人でも想って泣いた?」
「・・・・」
想って泣いた、と言うよりは叶うことがないと解って苦しくて泣いた、が正解です。
でも、好きな人を想う事は間違ってはいないから、何とも答える事が出来ず・・・。