琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
知らなかった。
サイラス様が孤児だったなんて・・・。
「そんな過去があったなんて・・・。サイラス様は大変な人生を歩まれていたのですね」
「そうなのよね。リューイがいなければ今のサイラス様はいない訳だし・・・。リューイが助けなければ出会うこともなかったし。悔しいけれど、そこは感謝しているの」
「優しい方なんですね、リューイ様は」
「でしょう?アイツはいい奴よ。私は好みではないけれど、フィオナにはぴったり。リューイを好きになって損はないと思うわ」
・・・で結局そこに行きつくわけですか。
サイラス様も、クリネア様も同じように勧めてくるのね。
「リューイ様は「私を知れ」、と仰るけれど、どうやって知っていけばいいか良くわからなくて」
「じゃあ、来週にでもお茶会をしましょうか。リューイとサイラス様と、私達。2人きりではなく皆でわいわいとお話すれば素のリューイが知れるかもね。どうせ2人きりの時は格好つけているんでしょうから」
「お茶会・・・ですか」
「私もサイラス様とお話し出来るし。・・・失恋したばかりで会うのは辛い?」
「・・・いえ。無理な事はうすうす感じていましたから。大丈夫だと思います。・・・多分」
その言葉に、クリネア様は机に身を乗り出し話を続けます。
「なら、決まりね!あたしがサイラス様と仲良くしても怒らないでよ?」
「怒りませんよ。私がサイラス様を想いを寄せていた事はリューイ様には内緒にしておりますし。万一バレたら大変な事になりそうなので、これからも話すつもりはありません。・・・お茶会までになんとか吹っ切れるように頑張ります」
サイラス様が孤児だったなんて・・・。
「そんな過去があったなんて・・・。サイラス様は大変な人生を歩まれていたのですね」
「そうなのよね。リューイがいなければ今のサイラス様はいない訳だし・・・。リューイが助けなければ出会うこともなかったし。悔しいけれど、そこは感謝しているの」
「優しい方なんですね、リューイ様は」
「でしょう?アイツはいい奴よ。私は好みではないけれど、フィオナにはぴったり。リューイを好きになって損はないと思うわ」
・・・で結局そこに行きつくわけですか。
サイラス様も、クリネア様も同じように勧めてくるのね。
「リューイ様は「私を知れ」、と仰るけれど、どうやって知っていけばいいか良くわからなくて」
「じゃあ、来週にでもお茶会をしましょうか。リューイとサイラス様と、私達。2人きりではなく皆でわいわいとお話すれば素のリューイが知れるかもね。どうせ2人きりの時は格好つけているんでしょうから」
「お茶会・・・ですか」
「私もサイラス様とお話し出来るし。・・・失恋したばかりで会うのは辛い?」
「・・・いえ。無理な事はうすうす感じていましたから。大丈夫だと思います。・・・多分」
その言葉に、クリネア様は机に身を乗り出し話を続けます。
「なら、決まりね!あたしがサイラス様と仲良くしても怒らないでよ?」
「怒りませんよ。私がサイラス様を想いを寄せていた事はリューイ様には内緒にしておりますし。万一バレたら大変な事になりそうなので、これからも話すつもりはありません。・・・お茶会までになんとか吹っ切れるように頑張ります」