琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「フィオナはクリネアと仲良くなったようだな」
お茶を一口飲みカップをテーブルに戻すと、リューイ様がそう話されました。
「ええ。先週お友達になりましたのよ。ねえ?フィオナ」
「はい。お友達がいませんでしたので、とても嬉しかったんです」
「・・・そうか。良かったな、フィオナ。クリネア、これからも仲良くしてやってくれ」
「勿論です。言われなくても」
仲直りしたと聞いていましたが、やはりどこかに棘のあるような言い方。
根本的にこの二人は合わないようで・・・。
向かいのリューイ様はムッとした顔をされています。
「あら?サイラス様。フォークが動いていないようですけど、遠慮なく食べていいのですよ?」
「・・・はい。すいません。どうもこの場に慣れなくて・・・」
サイラス様は緊張した面持ちで、お茶をすすっています。
「この時間は皆対等ですわ。あまり固くならずに、ね?サイラス様」
「そ・・・そう言われましても・・・」
「最近サイラス様とお話出来る機会がないんですもの。沢山お話したいわ、最近の出来事とか」
「は・・・はぁ・・・」
さすが、クリネア様は積極的にお話されていました。
カップを持ちながら、上目遣いでアプローチする姿がこれまた色気たっぷりでもう。
私は、というと目の前のケーキにがっついているだけ。
同じ女なのに、この違い!!
神様は不公平だわ!
お茶を一口飲みカップをテーブルに戻すと、リューイ様がそう話されました。
「ええ。先週お友達になりましたのよ。ねえ?フィオナ」
「はい。お友達がいませんでしたので、とても嬉しかったんです」
「・・・そうか。良かったな、フィオナ。クリネア、これからも仲良くしてやってくれ」
「勿論です。言われなくても」
仲直りしたと聞いていましたが、やはりどこかに棘のあるような言い方。
根本的にこの二人は合わないようで・・・。
向かいのリューイ様はムッとした顔をされています。
「あら?サイラス様。フォークが動いていないようですけど、遠慮なく食べていいのですよ?」
「・・・はい。すいません。どうもこの場に慣れなくて・・・」
サイラス様は緊張した面持ちで、お茶をすすっています。
「この時間は皆対等ですわ。あまり固くならずに、ね?サイラス様」
「そ・・・そう言われましても・・・」
「最近サイラス様とお話出来る機会がないんですもの。沢山お話したいわ、最近の出来事とか」
「は・・・はぁ・・・」
さすが、クリネア様は積極的にお話されていました。
カップを持ちながら、上目遣いでアプローチする姿がこれまた色気たっぷりでもう。
私は、というと目の前のケーキにがっついているだけ。
同じ女なのに、この違い!!
神様は不公平だわ!