琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「フィオナ」
あと一口でなくなるケーキを見つめていると、向かいのリューイ様が唐突に名前を呼び、私はそれに反応して顔を上げました。
すると、リューイ様は身を乗り出し、私の顔の近くに手を寄せ、
「口の端にクリームが付いている」
そう言って指でクリームを掬い、それをぺろりと自分の舌で舐めとります。
自然かつ突然の事で、私の動きは止まってしまいました。
「ん、甘い」
「・・・っ!」
自分の口についていたクリームを食べちゃうなんて!
恥ずかしげもなく人の前で、よくもまあ出来るものですよ!
「どうした?顔が赤いぞ?」
「リューイ様のせいです!いきなりそんなことするから!!」
「何が恥ずかしいんだ?取ってあげただけじゃないか」
「ハンカチで拭くとかあるじゃないですか!しかもそれを舐めちゃうなんて!」
「クリームが勿体ない。しかもフィオナの口に付いているんだ。舐めなきゃ損だ」
「な・・・舐めなきゃ損って!」
あと一口でなくなるケーキを見つめていると、向かいのリューイ様が唐突に名前を呼び、私はそれに反応して顔を上げました。
すると、リューイ様は身を乗り出し、私の顔の近くに手を寄せ、
「口の端にクリームが付いている」
そう言って指でクリームを掬い、それをぺろりと自分の舌で舐めとります。
自然かつ突然の事で、私の動きは止まってしまいました。
「ん、甘い」
「・・・っ!」
自分の口についていたクリームを食べちゃうなんて!
恥ずかしげもなく人の前で、よくもまあ出来るものですよ!
「どうした?顔が赤いぞ?」
「リューイ様のせいです!いきなりそんなことするから!!」
「何が恥ずかしいんだ?取ってあげただけじゃないか」
「ハンカチで拭くとかあるじゃないですか!しかもそれを舐めちゃうなんて!」
「クリームが勿体ない。しかもフィオナの口に付いているんだ。舐めなきゃ損だ」
「な・・・舐めなきゃ損って!」