琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
なんて自分勝手な・・・!!
これだから王太子って人は・・・!

と口から出そうになりますが、なんとかこらえます。

リューイ様がそう言っている以上、私の意見など聞き入れては貰えませんものね。
ここではリューイ様の言葉が絶対なんですもの。


「・・・分かりました。何か失礼があっても知りませんよ?恥をかくのはリューイ様です」
「人前で私のズボンさえ下ろさなければ、何でもいい。それだけは勘弁してくれ」

・・・・下ろしませんよ。

リューイ様に聞こえるくらい大きなため息をつきながら、部屋を出ました。


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