琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
パーティーか・・・。
私の中ではパーティー(夜会)=豪華な食事の場、でしか考えていなかったから、どうしたらいいものか。

マナーも、ダンスもほとんど出来ないし・・・。
せめて、2日くらいあれば、死ぬ気で叩き込めたかもしれないのに。



「ああもう、突然すぎるのよ!どれもこれも!!」

リューイ様の我儘に振り回されてばっかり。
この悶々とした気持ちをどこかにぶつけたいけれど、どこにもぶつけようもない。

仕方なく、枕をボン!と布団目掛けて投げつけました。


枕は音を立てる事もなく、布団へとダイブします。
スッキリしないこの感じは、自分の今の気持ちを表しているようでした。


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