琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
そう言われて顔が赤くなる私に、軽くウインクをするアレン様。
この方、凄すぎる。
どこまで私の心の中を見られているのでしょう。
「兄の事があって、結婚自体諦めていました。借金だらけとスキャンダルのあった伯爵家と誰が縁を持つだろうか、自分に良縁などこれからもないだろう、と。なのに、リューイ様はそんな家を助けてくれて、私に結婚を申し込んでくれた。とてもありがたい事だし、それに答えなくちゃならないって思っているんです。・・・だけど」
「そう思うからなかなか踏み出せないのかもね。一旦王太子という身分を忘れて、やって貰った恩も全てとっぱらって、リューイを一人の男として見てみるといい。・・・彼はいい奴だ。少し我儘な所もあるけれど、君の事を必ず幸せにしてくれるだろう」
「・・・アレン様もサイラス様と同じ様な事を言うのですね」
「それだけ彼は人望と信頼のある男なんだよ」
リューイ様を一人の男として見る、か・・・。
王太子というフィルターを外して見る事が、私には出来るのでしょうか。
この方、凄すぎる。
どこまで私の心の中を見られているのでしょう。
「兄の事があって、結婚自体諦めていました。借金だらけとスキャンダルのあった伯爵家と誰が縁を持つだろうか、自分に良縁などこれからもないだろう、と。なのに、リューイ様はそんな家を助けてくれて、私に結婚を申し込んでくれた。とてもありがたい事だし、それに答えなくちゃならないって思っているんです。・・・だけど」
「そう思うからなかなか踏み出せないのかもね。一旦王太子という身分を忘れて、やって貰った恩も全てとっぱらって、リューイを一人の男として見てみるといい。・・・彼はいい奴だ。少し我儘な所もあるけれど、君の事を必ず幸せにしてくれるだろう」
「・・・アレン様もサイラス様と同じ様な事を言うのですね」
「それだけ彼は人望と信頼のある男なんだよ」
リューイ様を一人の男として見る、か・・・。
王太子というフィルターを外して見る事が、私には出来るのでしょうか。