琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「・・・んっ!ふっ・・・!」


思わず離そうと抵抗してみるのですが、思った以上に力が強くて動くことが出来ません。
されるがまま、濃厚すぎる口づけを受け入れるしかありませんでした。


甘い香りに、経験した事のないキス。
私の唇から離れると、耳元、首筋へと下りていきます。

身体の力も抜けそうになるし、何も考えられなくなるくらい頭が真っ白になって・・・。
ダメ、ともう一人の自分が叫んでいるのに、何も出来ない。


そんな口づけをされながら掴んでいた手が離され、その手がゆっくりと私の身体に降りていき、私の(あまり膨らんでいない残念な)膨らみの部分へ手がかかろうとしていました。



そこで私のぼんやりとしていた意識がハッと戻ります。



それはダメ!!
これ以上は無理!!!
怖い!!!


「・・・やっ・・!!リューイ様!!!」


一瞬の隙をついて、私は思いっきり叫びました。 


その叫び声に、ハッとした表情を浮かべ、リューイ様の動きがピタッと止まります。


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