琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
少しの沈黙。
リューイ様は目を見開いて、私の顔を見ていました。
「・・・あ・・・わ、私は・・・?」
「・・・そ・・・それ以上は、ダメです、リューイ様・・・」
リューイ様は茫然とした表情で私の身体の上から離れると、寝台の端に座りました。
そして、頭を片手で押さえながら大きくため息をつきます。
・・・一体何が起こったの?
私はゆっくりと上半身を起こし座るリューイ様を見ると、その表情は暗く、険しい表情をしていました。
「・・・すまん、フィオナ。私としたことが、記憶がぶっ飛んでいる」