琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
困惑の表情を浮かべる私を、アレン様は笑みを浮かべて自身の首の横をトントンと指しながら、

「薔薇の跡がついてる。リューイがつけたんだね」


ば、薔薇の跡って・・・
き、キスマーク!?


咄嗟にその指された部分を手で隠します。
まさかつけられていたとは知らなかった!ちゃんと鏡を見るべきだったわ!!


「・・・リューイ様・・・!!」

「申し訳ない。猛省している。・・・だが、記憶にないのだけが本当に残念な所だ。出来れば記憶のある時につけたかった」




「リューイ様のバカ!!!スケベ!!エロガッパ!!!」


そう言って、私はリューイ様に渾身の一撃を食らわしたのでした・・・。
< 176 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop