琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「彼は今悲惨な生活を強いられています。駆け落ちした女性に裏切られ住まいもなくなり、物乞いをして命を繋ぐ毎日を送っています」
「も・・・!?」
あまりの結果に、そこから言葉が出なくなってしまいます。
物乞い・・・!!??
お兄様が、そのような生活を!?
そして座ったまま動けなくなってしまいました。
さあっと血の気が引き、意識が遠のきそうになる感覚。
リューイ様は咄嗟に私の横に駆け寄り、身体を支えてくれました。
「色々な情報を頼り彼を見つけた時、その姿に私は言葉を失くしました。どうしてここまで落ちてしまったのか、何故、彼には帰る場所があるはずなのに、そうなる前に伯爵に許しを得ようとしなかったのか。物乞いをする彼に、私は聞いたのです。『貴方が頭を下げればこのような生活はすぐに終わらせられる。どうして、戻らないのか?』と」
「その・・・こ、とばに、お兄様は、な・・なんと・・・」
「『自分の身勝手さと我儘により、家族の名誉を駄目にしてしまった。今戻っても回復するどころかさらに不幸にしてしまう。そんな残酷な事は出来ない』、そう仰いました」
「も・・・!?」
あまりの結果に、そこから言葉が出なくなってしまいます。
物乞い・・・!!??
お兄様が、そのような生活を!?
そして座ったまま動けなくなってしまいました。
さあっと血の気が引き、意識が遠のきそうになる感覚。
リューイ様は咄嗟に私の横に駆け寄り、身体を支えてくれました。
「色々な情報を頼り彼を見つけた時、その姿に私は言葉を失くしました。どうしてここまで落ちてしまったのか、何故、彼には帰る場所があるはずなのに、そうなる前に伯爵に許しを得ようとしなかったのか。物乞いをする彼に、私は聞いたのです。『貴方が頭を下げればこのような生活はすぐに終わらせられる。どうして、戻らないのか?』と」
「その・・・こ、とばに、お兄様は、な・・なんと・・・」
「『自分の身勝手さと我儘により、家族の名誉を駄目にしてしまった。今戻っても回復するどころかさらに不幸にしてしまう。そんな残酷な事は出来ない』、そう仰いました」