琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
何から何まで迷惑をかけっぱなしで。
今回の事も周りに知れたら、リューイ様の評判を下げてしまうかもしれない。

こんな私でも、まだ気持ちは変わっていないのでしょうか?
まだ、私を好きでいてくれるのですか?

もし、この一件が終わって。
それでもリューイ様の気持ちが変わらないのなら・・・。



「・・・どうした?」

リューイ様の言葉に私は無言で首を横に振ると、流れる景色に目線を移しました。



・・・今は、この先の事を考えるのはやめよう。
考えても、答えなど出ないもの。

今はお兄様の事だけ。
それだけを考えよう。



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