琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
次の日。
朝食も軽く済ませ、お兄様のいる街へと向かいます。
王族とばれないよう、リューイ様は庶民の一般的な服を身に着けストールで顔を半分隠しています。
もちろん私も地味で動きやすいドレスを着て、髪も軽く結んだだけのもの。
サイラス様も普段の重厚な鎧姿ではなく、胸当てに剣を腰から下げた一般の兵士の格好をしています。
周りから見れば一般庶民と変わらない格好。
「準備はいいな、フィオナ。では行こうか」
「はい」
そして、質素な馬車に乗り込むと、馬車はお兄様のいるアリネイへと走り出しました。
車中は車輪が回る音だけが鳴り響いていました。
私達は何も語らず、静かにその音だけを聴きながら外をカーテン越しに眺めていました。
朝食も軽く済ませ、お兄様のいる街へと向かいます。
王族とばれないよう、リューイ様は庶民の一般的な服を身に着けストールで顔を半分隠しています。
もちろん私も地味で動きやすいドレスを着て、髪も軽く結んだだけのもの。
サイラス様も普段の重厚な鎧姿ではなく、胸当てに剣を腰から下げた一般の兵士の格好をしています。
周りから見れば一般庶民と変わらない格好。
「準備はいいな、フィオナ。では行こうか」
「はい」
そして、質素な馬車に乗り込むと、馬車はお兄様のいるアリネイへと走り出しました。
車中は車輪が回る音だけが鳴り響いていました。
私達は何も語らず、静かにその音だけを聴きながら外をカーテン越しに眺めていました。