琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
やがて、馬車はゆっくりと走るのを止め、その後外からドアを開けられます。
そこは、建物の影になった場所。どうやら目立たないように裏道に馬車を止めたようでした。
「殿下、着きました。ここからは徒歩で行く事になります。分からないように周りには護衛が付いておりますので、万が一の場合でも大丈夫かと思いますが、念の為忍ばせた剣の確認をお願いします」
サイラス様の言葉に、リューイ様は服の内側に隠した護衛の為の短剣を確認し、サイラス様に「大丈夫だ」と軽く頷きました。
そして先に降りると、私の前に手を差し伸べました。
「転ぶと危ないからな。手を取れ、フィオナ」
「ありがとうございます」
その手を取り馬車から降りると、お兄様がいつもいるという場所へ案内されます。
そこは、建物の影になった場所。どうやら目立たないように裏道に馬車を止めたようでした。
「殿下、着きました。ここからは徒歩で行く事になります。分からないように周りには護衛が付いておりますので、万が一の場合でも大丈夫かと思いますが、念の為忍ばせた剣の確認をお願いします」
サイラス様の言葉に、リューイ様は服の内側に隠した護衛の為の短剣を確認し、サイラス様に「大丈夫だ」と軽く頷きました。
そして先に降りると、私の前に手を差し伸べました。
「転ぶと危ないからな。手を取れ、フィオナ」
「ありがとうございます」
その手を取り馬車から降りると、お兄様がいつもいるという場所へ案内されます。