琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「・・・・ヴィード」
後ろから小さな声でリューイ様はお兄様の名前を呼びます。
そしてお兄様の目の前まで来ると、しゃがんで隠していたストールを手でずらして顔を見せました。
その顔を見たお兄様は目を見開き、息を飲みます。
「私の顔を忘れたか?私が誰だかわかるか?」
「忘れるなど・・・・王太子殿下・・・。なぜここに・・・」
「お前の説得の為に危険を顧みずここまで来たのだ。お前は家族の元へ帰らねばならない。何故ならお前には帰る場所があるからだ。ここで生を終わらせる人間ではない」
「しかし、俺・・いや、私は今までの人生を親の言う事も聞かず自由勝手に過ごし、そしてそれがこの結果となったのです。これは私に与えられた運命なのだと、それは甘んじて受けねばならないのだと・・・」
リューイ様はフッと鼻で笑うと、ずらしていたストールを戻しながら更に話を続けます。
後ろから小さな声でリューイ様はお兄様の名前を呼びます。
そしてお兄様の目の前まで来ると、しゃがんで隠していたストールを手でずらして顔を見せました。
その顔を見たお兄様は目を見開き、息を飲みます。
「私の顔を忘れたか?私が誰だかわかるか?」
「忘れるなど・・・・王太子殿下・・・。なぜここに・・・」
「お前の説得の為に危険を顧みずここまで来たのだ。お前は家族の元へ帰らねばならない。何故ならお前には帰る場所があるからだ。ここで生を終わらせる人間ではない」
「しかし、俺・・いや、私は今までの人生を親の言う事も聞かず自由勝手に過ごし、そしてそれがこの結果となったのです。これは私に与えられた運命なのだと、それは甘んじて受けねばならないのだと・・・」
リューイ様はフッと鼻で笑うと、ずらしていたストールを戻しながら更に話を続けます。