琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
私は忘れられないんだ。あの幸せそうな笑顔の令嬢の顔が。


あの笑顔を私に向けて欲しい。
あの笑顔を私のものだけにしたい。

私以外にあの笑顔を見せたくはない。
出来れば隠しておきたい。



私はどうやら彼女に恋をしてしまったようだ。
彼女が手に入るのなら、私は次期国王の座を明け渡したっていい。






「・・・愛しの逃げた鳥よ。早く私の籠に」




外の景色を眺めるリューイの顔から笑みが零れた。
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