琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「私のことが、好きか?」

そう言うと距離をぐっと縮め、壁に追いやられてしまいました。
私のすぐ近くにはリューイ様の顔。

「好きか?」

今にもキスをされそうなくらいの近い距離。
リューイ様の甘いコロンが、強く香ります。

その甘い香りと真剣に私を見つめる琥珀色の瞳に、自然と言葉が出てしまいました。


「・・・す・・・好き・・・です・・・」


声もとぎれとぎれの、その一言。
その言葉に、リューイ様の瞳が一瞬大きく見開きました。

そして、ふわっと笑みを見せたのです。


その笑みは、安心したような、嬉しいような、そんな感情が入り混じった笑みでした。

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