琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
準備を整え食堂へと行くと、そこにはにやけた表情を浮かべたアレン様が座っておりました。

その笑み・・・。なんかゲスい・・・。
嫌な予感を覚えます。

「おはようリューイ、フィオナ嬢。・・・昨日はやけにお楽しみだったようで」

予感は的中です。
朝一の言葉がそれって。

「おはよう、・・・野暮な事を聞くな。まぁ、それなりに楽しかったぞ。いや、気持ち良かった、と言うべきか?」

って、リューイ様まで!!!
なに答えちゃってんですか!!!

「二人とも・・・最低・・・!!」

キッと二人を睨み付け、席へと座ります。
座った席の隣は、お兄様。

お兄様は少し顔を赤らめて座っておりました。
昨日の姿を想像出来ないくらい、身なりは綺麗に整っていて昔のお兄様に戻っていました。

「・・・おはようございます、お兄様。随分と綺麗さっぱりとしましたね」

「お、おはよう。朝からその、刺激的な会話だな。身体は辛くないか?」

「おっ、お兄様まで!!・・・そんな事聞かないで下さいっ!!」

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