琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「父上、お話があります」

その言葉に、重そうな扉がゆっくりと開けられます。
部屋の一番奥、一段高くなっている場所に国王様は座られていました。


あの方が・・・国王様・・・。

言い知れない威圧感に、息を飲みました。

リューイ様のお父様だけあって、遠くからの出で立ちはとてもよく似ていて。
でも、顔つきは少し国王様の方がきつい感じで。

怖い・・・。
私、ちゃんと上手く話せるかしら・・・。

国王様に近づくにつれ、身体の震えが大きくなるのがわかりました。
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