琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「リューイ様、お話があります」

「なんだ?」

いきなり真剣な表情でそう言ったものだから、リューイ様は少し不安げな顔で私を見つめました。




「私のお腹に、小さな命が授かりました。貴方との愛の結晶が・・・」



私はまだ膨らみのないお腹を優しくさすります。
まだ目立たないけれど、ここには確実にリューイ様と私の子が育っている。

その言葉に、リューイ様は大きく目を見開き、そして勢いよく立ち上がりました。



「ほ、本当か!?私とフィオナの子が・・・」

「ええ。リューイ様も撫でて下さい。きっと、中の子も喜びますわ」



リューイ様は私のお腹をさすりながら、涙ながらに呟きます。

「ここに、私達の子が・・・・。ああ、私の愛しい子。早く出ておいで・・・」

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