琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「君の名前は?」

「わたくし・・・ですか?私はリリアナと申します。あなた様は?お城の騎士様なのですよね?」

「そうだ。私の名はサイラス。騎士団長を務めている」

騎士団長様!!!
なんとまあ随分と偉いお方!

「それは・・・軽々と話しかけてしまって申し訳ございません」

「それは気にしなくていい。・・・リリアナはここで働いて長いのか?」

「働き始めて2年位になります。・・・それが何か?」

「いや、少し気になっただけだ。マスターとはどんな関係で?」

「・・・・ええと・・・・叔父です」

「・・・そうか」



とっさの嘘でしたが・・・。バレていませんよね?

目の前のサイラス様の表情に変化はなく、少し安心します。


しかし、なぜこんなに質問されるのだろう。
やっぱり私の事が気になって・・・?

・・・まさかね。



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