琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「用は何だ。完結に言え」
「貴方のお世話係になった方にご挨拶を、と思いまして。今日こちらに来られたんでしょう?」
リュークは軽く舌打ちをする。
どこからその話が漏れたのか、思い当たる節があるようだ。
「断る。お前には何も関係ない」
「そうかしら?これから私ともお付き合いがあるかもしれませんのに」
「ない。お前とは会わせない」
クリネアの口から、ふふっと笑う声が漏れた。
リューイとの会話を楽しんでいるようにも見える。
「余程お気に入りの方なのですね。・・・ますます興味がありますわ」
「お前が興味を持った所でいい事など何もない。これ以上お前の好きなようにはさせない」
「物凄い言われよう。そんな所もまた貴方の良いところ」
閉じていた扇子をばさりと広げ口元を隠すと、ドレスの裾をふわりと靡かせ扉へと歩いていく。
「今日の所はこれで帰りますわ。でも、私諦めてませんから。貴方のお気に入りの方にちゃんとお話しなくてはいけませんもの」
「言ったはずだ。私にはその気はない、と」
「貴方がその気はなくても、どうかしら?」
「貴方のお世話係になった方にご挨拶を、と思いまして。今日こちらに来られたんでしょう?」
リュークは軽く舌打ちをする。
どこからその話が漏れたのか、思い当たる節があるようだ。
「断る。お前には何も関係ない」
「そうかしら?これから私ともお付き合いがあるかもしれませんのに」
「ない。お前とは会わせない」
クリネアの口から、ふふっと笑う声が漏れた。
リューイとの会話を楽しんでいるようにも見える。
「余程お気に入りの方なのですね。・・・ますます興味がありますわ」
「お前が興味を持った所でいい事など何もない。これ以上お前の好きなようにはさせない」
「物凄い言われよう。そんな所もまた貴方の良いところ」
閉じていた扇子をばさりと広げ口元を隠すと、ドレスの裾をふわりと靡かせ扉へと歩いていく。
「今日の所はこれで帰りますわ。でも、私諦めてませんから。貴方のお気に入りの方にちゃんとお話しなくてはいけませんもの」
「言ったはずだ。私にはその気はない、と」
「貴方がその気はなくても、どうかしら?」