琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「はー・・・食べた食べた・・・」
結局リューイ様は戻っては来ず。
気付けばテーブルにあった料理は殆どが私のお腹に入ってしまいました。
さすが締め付けの緩いドレス。お腹をさわらずとも分かるくらいのぽっこり具合。
思わず椅子の背にもたれてしまいます。
こんなに食べたのはいつ振り?
もう幸せすぎてこのまま死んでも未練はないくらい。
食堂にいた侍女達はこの光景を見て、少し引いているみたいですが。
「すごい食欲ですわね・・・フィオナ様。毎回殆どが手をつけられず残りますのに」
そんな侍女の1人が苦笑いをしながら声をかけてくれました。