琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!
「貴女達のお名前は?」

「私はリア、と申します。隣はアエラ。主に食事のお世話とお部屋の掃除などを担当しています」

「リアとアエラね、これからよろしくお願いします。ここでの事を色々と教えてください。あと、私のちょっとしたお話相手になってくれるととても嬉しいわ」

「フィオナ様が良いのなら喜んで。私達もよろしくお願いします」

この城の中ではリューイ様とサイラス様しか知っている方がおりません。
同性の話し相手が出来るのはとても心強いです。

「ところで、リューイ様が戻って来ないのだけれど、私どうしたらいいのかしら」

「一旦お部屋に戻られますか?多分リューイ様はこちらには戻られないでしょうし」

「クリネア様、と言いましたか。どういった方なの?」

「それは・・・。私達からはリューイ様の小さい頃から知っているご友人の1人、とだけ申し上げておきます。これ以上は・・・」

「そう。では楽しくお話されているのでしょうね。私には関係のない事ですわね」
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