琥珀色の王太子様に愛されすぎて困ってます!

何かあったのでしょうか?リューイ様の表情はあまり冴えません。

「気分がよろしくないのですか?顔色が優れない様に見えますが・・・」

「・・・大丈夫だ。体調が悪いわけではない」

「そうですか。でも無理をなさらないでくださいね」

「ああ、ありがとう。・・・君は、優しいな。やはり私の目に狂いは無い。私は君を離したくは無い」

そう言うと、じっと私の顔を見つめました。


思わず逸らそうと顔を動かそうとしましたが、金縛りにあったように身体は動かず・・・。
その琥珀色の瞳の中に吸い込まれそう・・・。

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