恋して 愛して 乱して
眼が覚めるとフカフカとした柔らかい布団の中にいて、左上を向けばスヤスヤと眠る豪太くんの姿。
あぁ、そっか…
私、豪太くんの家に泊まったんだ…
お酒を飲んだせいか、途中、意識はふわふわとしていた。
喉、乾いたな…
私は起き上がろうとするが。
「っ!……」
ギクっと痛む腰に、少し涙を浮かべ再び横になる。
シたんだった…
私はやっとの思いで、夜のことを思い出し、一人で納得する。
_____....
「…あたっしもさぁ〜」
「…真央さん…」
お酒でベロベロに酔っていた私。豪太くんはいつもながらに心配そうに、お酒を止めようとしている。
「や〜だ〜」
「…まったく」
豪太くんは私のお酒の入ったグラスを取り上げ、自らそのお酒を口に含んで私の口を塞いだ。
「ぁん…ん…」
ゴク…ゴク…
溶けそうなくらい甘く、お酒の匂いを漂わせながら口付けを交わす。ポタポタと唇の隙間からお酒が流れて、首を伝って流れていく。豪太くんの舌が私の口内を荒らし、私の頭は麻痺していた。
はだけた服を器用な手つきで脱がしていく豪太くん。
「ぁん…」
豪太くんの手が触れるだけで声が漏れてしまう。
豪太くんのキス…
気持ち、イイ……
もっと…
お腹の下がシュクシュクとして、腰が無意識に動いてしまう。
「…はぁ…ん…」
唇が離れると光る糸が私たちを微かに繋いでいた。
あっ…
私は物足りなくて、豪太くんの服の裾をぎゅっと握っていた。
「…そんな、可愛い顔して……」
豪太くんは少し恥ずかしそうにしながらも私に再び深いキスをし、ゆっくりとソファに押し倒した。