恋して 愛して 乱して
新しい先生……
彩ちゃんは楽しそうにこちらに歩み寄ってきた。
「知らないんですかぁー?高木さん。ちょーイケメンなんですよー!イ・ケ・メ・ン!!」
私は目を伏せる。
そんなこと、わかってる…
だって私、……私……
「…ま……高木さん」
豪太くんが私に呼びかける。
「僕たち…まだ、に、荷物置いてきてないですよね?」
更衣室に置きに行きましょうと、豪太くんに言われて、私はその書類をデスクに置いて荷物を持ち、更衣室に行くことにした。