Mission#1 廃校
それぞれの自己紹介
「…きて、おきてください。」
…誰だ、俺に呼びかけてるのか?
目が覚めた。
…覚めたではない、瞬時に目を疑った。
「お前は誰だ?というか、ここは・・・」
「落ち着いてください。あなたも手紙が来たんですよね?」
「ああ・・・」
どうやらここは教室のようだ。
周りを見渡すと、俺以外に寝ていたやつはいなかった。
みんなきれいに円になり、座っている。
「あなたのあだ名はなんていうの?私は、チカ。あ、あだ名は紙に書いてあった奴だよ。」
チカ、か。可愛らしい女の子だった。
俺は状況がまったくわからないまま、手紙に書いてあったあだ名を言った。