私だけを

「嫌って言ってもおろさないから」


私はそうして保健室まで運ばれた。

そして、真っ白なベットに降ろされる。

桐谷を見ていると目に手を添えられて、

「寝ろ」

なんて冷たく言われた。

そのまま私は白い世界で眠りについた。


「んっ…」

起きると私の横には制服が。

少し目眩がしたけど多分大丈夫。

手を動かすと何かサラサラしたものにあたった。

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