私だけを


「舞香…」

カーテンがシャッと開き、今までカーテン越しだった声が妙にリアルになった。

その時私は丁度ブラウスを着ていたところで、

下はちゃんとキャミソールは着ているのに恥ずかしい。

私の顔がどんどん熱くなっていくのが分かった。

私は側にあった布団で隠す。

「お前なんで俺以外の男に触られてんの?」

「え…?」

何を言ってるのかよく分からなくてとぼけた声を出すとため息を突かれて、
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