私だけを
「いっ…」
痛いと思ったら首筋に顔を埋められた。
噛んだり、優しくキスされたりしてなんとも言えない感情になる。
「嫌だ…っ」
嫌と言えば口の動きを早められて、下に下がって鎖骨あたりにキスされる。
少しずつ目に涙が溜まっていく。
嫌だと言ってるのに。止めてくれない。
違う女の子と、してる事を慣れたようにしてくるのが、嫌で仕方なかった。
「嫌っ!!」
そう叫んで、突き飛ばしていた。
それはもう、反射的に。