願いを星へ。
君に会いに



視界の先には濃い霧が広がり自分がどこにいるのかよく分からない。


前に進もうとしても目指している場所へと進んでいるのかさえも分からない。



(お願い…彼に会わせてっ!!)



昨日まで降っていた雨のせいで川の水は増水。


川をわたれるかも分からないがじっとしているのはもう限界だった。


おまけに道はグチョグチョで歩くも大変だった。



(ずっと…ずっとこうやって待ってても彼に会えないのなら私が彼に会いに行く!!)



そう思って勢いよく屋敷の外へと飛びだしたものの周りは知らないものばかり。













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