目には目を、歯には歯を
「……ぅげぇっ」
吐きそうになりながら、ジャックはベッドから飛び起きた。

のど元までせり上がってきた吐き気は、だがすぐに消えた。

ジャック自身の痛みや恐怖ではなかったからだろうか?

涙目になりながら、ジャックは枕元の時計を見る。

23時58分。

? と思った時には、見ている間に時計が23時59分になった。

どんっっ

何かに押されるように、ジャックの身体は再びベッドに横たわる。

混乱したジャックは、次に何が起こるのか悟って、全身の血の気がひく思いだった。



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