三日月姫


部屋の外で待っていたりベルに話しかける。


「リベル!」


『遅いです…よ……っ!!』


私を見た瞬間目を見開いた。


「ど、どしたの?似合ってないとか…?」


『いえ…とても良くお似合いです。』


「ほんと!?」


『はい。』


リベルに褒められたー!嬉しい!


『では、行きますか。』


王様ってどんな人なんだろう。

物語では…悪いことばっかりしてるっていうイメージがあるけど…

あとは上半身裸でかなりふくよかで…

それ、裸の王様じゃん。




まぁ、会ってみればわかるよね!




王室らしき扉をレイアの時とは違って四回叩く。


たしか、三回は親しい相手に。四回は国際的なマナーだったよね。

レイアとリベルは親しいんだ。

たしかに、長年ずっといる感じだったなぁ。




『リベル=アクルジェでございます。三日月姫様をご紹介に参りました。』


リベル=アクルジェ?それがリベルのフルネームなのかな?


なんかドキドキしてきた…


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